
2月17日は「祈年祭(きねんさい)」です
この祈年祭は、
神社本庁が定める恒例祭日のひとつで、
全国の神社において、その年の
・五穀豊穣
・国家の安泰
・産業の発展
・国民の平穏
を祈願する、とても大切な神事が行われる日です。
いわば――
これから始まる一年の「実り」を、年の初めに天へ祈り届ける日。
秋の収穫に感謝を捧げる新嘗祭(にいなめさい)に対し、
祈年祭は“これからの恵み”を祈るお祭りであり、
年の営みの始まりにあたる大切な節目とされています。
公のために祈るということ
普段、神社にお参りする際は
「家内安全」
「商売繁盛」
「願望成就」
など、自分自身の願い事を祈ることが多いかもしれません。
けれど祈年祭は、
五穀豊穣や国家の安寧といった
“私”ではなく“公(おおやけ)”のために祈る日です。
自分のためではなく、
社会全体の平和や人々の営みが滞りなく続いていくことを祈る。
その祈りは、
私たち一人ひとりがこの社会の中で役割を持って生きているということを
静かに思い出させてくれます。
新月と金環日食が重なる節目のタイミング
今年のこの時期は、
新月、そして金環日食という
“はじまり”と“転換”を象徴する天体の節目とも重なっています。
新月は、種まきのタイミング。
まだ形になっていない意志や願いを、
静かに内側に定めるときです。
そして日食は、
これまでの流れを一度リセットし、
新たな方向へと進む転換点とも言われています。
古来より、
天の変化と地上の営みは呼応すると考えられてきました。
祈年祭という「地上の祈り」と、
新月・日食という「天の節目」が重なる今は、
これからの一年の在り方を見つめ直す大きな機会なのかもしれません。
1年の「働き方」を定める日
今年は、動き続ける流れが生まれやすい年とも言われています。
だからこそ、
「どれだけ頑張るか」ではなく
「何のために働くのか」
という“意図”を立てることがとても大切になります。
闇雲に動く前に、
その働きが誰のために、何のためにあるのかを見つめ直すこと。
祈年祭は、
自分自身の営みを天地の流れと結び直すような、
そんな静かな節目の日でもあるのです。
もし今日、神社にお参りする機会があれば、
「今年も人々がそれぞれの役目を全うできますように」
と祈ってみてください。
その祈りが、
この一年の歩みに穏やかな軸を与えてくれるかもしれません。
